べつばらの味、原始的でシンプルで愛のあること。
鎌倉に住んで良かったことは、
ひらたく言えば、空気がちがう。
自然と呼吸が楽しくなる。
緑の匂いと潮風が混じり合い、
思わず深呼吸をしたくなる。
歩いて海に行けるのも、
日常のなかの最高の贅沢だと思う。
そんな鎌倉の暮らしのなかで
たくさんの人と新たに出会った。
「べつばらドーナツ」の店主、
同じ名前のあいさんもそのひとり。
ちらっと写っているエプロンの女性。
「あい」はひらがなだそうで
その名の通りにやわらかな。
でも売り切れ必至の名店を
ずっと切り盛りしているだけに。
冷静な判断力と鋭い読みの感性も
しっかりと持ち合わせている。
そんなあいさんと
なにげなく話していたら。
アカシックリーディングに
ずっと興味があったとのことで。
来週初めてセッションに来てくれる。
こうして日常の会話のなかから
仕事のご縁が繋がるのも楽しい。
あいさんは絶品ドーナツを作り、
私は唯一無二の物語を差し出す。
それぞれが得意なこと、
好きなことをお互いに与え合う。
原始的でシンプルで、愛がある。
これぞ仕事の原点だよなあと思う。
そして、人生もそうありたいと思う。